第7回ILSI Japanライフサイエンス・シンポジウム
「健康寿命の延伸につなげる栄養学の新たな切り口」開催のご案内
このたびILSI Japanでは、来る2月15日に、午前の通常総会に続き午後に「健康寿命の延伸につなげる栄養学の新たな切り口」と題した第7回ILSI
Japanライフサイエンス・シンポジウムを開催いたしますのでご案内申し上げます。本シンポジウムは一般公開で、ILSI
Japan会員の方はもとより、非会員の方もご参加いただけます。
わが国の高齢化は世界でも類を見ない速度で進行しており、今世紀半ばには3人に1人が65歳以上の高齢者になると予測されています。平均寿命が50歳を突破してからわずか30年で80歳に達した要因として、劣悪であった栄養状態からの脱却・改善による感染症の克服があります。しかし平均寿命は必ずしも健康寿命を意味するものではありません。科学研究は長寿を目指して社会経済、環境衛生、医療、そして栄養状態を整えてきましたが、「老い」が加齢と共に訪れることは抗しがたい宿命です。この事実を受容して昨今では、「アンチエイジング」という考え方から「サクセスフルエイジング」や「ウィズエイジング」という考え方が好まれるようになっています。高次生活機能の自立性が高い健康寿命を延ばすためには、一つには「動ける」からだであり続けることが大切です。「動ける」程度を評価し、適切な運動を実践するための情報が必要となります。そしてもう一つには、その動けるからだを支える適切な栄養を摂ることです。栄養の効果をより高めるためには、栄養を化学成分としてではなく、食事として咀嚼し、口から摂ることそして、いつ、どのように摂るかといったことが重要性であるとの知見が得られてきています。
本シンポジウムは、超高齢社会が直面する「健康寿命の延伸」問題に関して、栄養学の立場から「適切な運動と食事(栄養)」に関する新たな切り口をご紹介するもので、国内の専門家をお招きして最新の動向が伺える貴重な機会です。
当日は質疑応答、総合討議の時間を設けております。 ご多忙中とは存じますが、是非ご参加の程、お願い申し上げます。
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